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ノートPCの中にGPUチップと周囲を巡る接続ノードを描いたローカルAIのイメージイラスト

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Perplexity「Portable Computer」がWindows対応——NVIDIA RTX搭載PCでローカルAIエージェントが動く

PerplexityのローカルAIエージェント「Portable Computer」が、NVIDIA GeForce RTXやRTX PRO搭載のWindows PC向けに提供開始されました。ローカル処理とクラウド連携の仕組みを整理します。

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NVIDIAは公式ブログで、PerplexityのローカルAIエージェント「Portable Computer」が、Windows搭載のNVIDIA GeForce RTXPCおよびNVIDIA RTX PROワークステーション向けに提供開始されたと発表しました。これまでNVIDIA DGX SparkやLinux搭載RTX PCで使えていた機能をWindows環境にも広げる形で、ローカルモデルが手元のPC上で複数ステップの作業を直接こなせるようになります。

センシティブな情報を端末内に留めたまま作業する

Portable Computerは、複数ステップのタスクを計画・実行するエージェント「Perplexity Computer」のローカル版です。NVIDIAのGPUによって高速化されたローカルモデルを使い、データの分析やファイル横断での情報整理、繰り返し発生する定型作業をこなします。センシティブな情報は端末の外に出さずに処理でき、ローカルで完結した作業はPerplexity Computerのクレジットを消費しないという特徴もあります。より高度な調査や推論が必要な場面では、利用者の許可を得たうえでクラウド側のモデルに処理を引き継ぐことも可能です。ローカル処理とクラウド処理を状況に応じて使い分けられる点は、コストと機密性の両方を気にする利用者にとって扱いやすい設計だといえます。

GPUチップのアイコンを中心に、周囲をノードが巡るローカルAI処理のイメージイラスト

画像引用元: NVIDIA Blog

セットアップを簡略化するプリセットモデルと連携先

Portable Computerでは、Perplexity Computer向けに追加学習され、NVIDIA RTX GPU向けに最適化されたローカルモデル(例としてQwenの3.8B規模のモデルが挙げられています)を使うことで、利用者がモデル選定や複雑なソフトウェアスタックの構築に悩まされずにエージェントを使い始められるよう設計されています。Microsoft Outlook、OneDrive、Word、Google Drive、Gmail、Slack、GitHubとのコネクタも用意されており、すでに日常業務で使っているファイルやアプリを横断した作業をエージェントに任せられる点も特徴です。ブラウザ内蔵ツールや独自のサンドボックス「SPACE」も利用でき、ウェブ上の情報収集とローカルファイルの操作を1つのエージェントにまとめて任せられる構成になっています。

  • 対応環境: NVIDIA GeForce RTXおよびRTX PROを搭載したWindows PC(VRAM 24GB以上)
  • ローカル処理: センシティブな情報を端末内に留めたまま分析・整理が可能
  • クレジット: ローカルで完結した作業はPerplexity Computerのクレジットを消費しない
  • クラウド連携: 高度な推論が必要な場合のみ許可を得てクラウドモデルに引き継ぐ
  • 外部連携: Outlook、OneDrive、Word、Google Drive、Gmail、Slack、GitHubなど

PC単体でどこまでエージェントに任せられるか

これまでローカルAIエージェントの導入には、動かすモデルの選定やGPU環境に合わせたソフトウェアスタックの構築など、一定の知識が求められる場面が少なくありませんでした。Portable Computerは、その手間をNVIDIAとPerplexityが用意したプリセットで肩代わりし、対応するGeForce RTXやRTX PROを積んだWindows PCであれば、比較的手軽にローカルAIエージェントを試せる状態を作っている点が特徴です。社内文書や顧客情報のように外部に出しにくいデータを扱う業務ほど、ローカル処理を前提にできるこの仕組みの恩恵を受けやすいはずです。NVIDIAはDGX Station向けの対応も近く追加予定としており、手元のPCで完結する作業とクラウドに任せる作業をどう線引きするか、実際に試しながら見極めていく使い方が広がりそうです。