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Chrome 153公開、リリース周期が4週間から2週間に短縮——AI時代の脅威対策を強化
GoogleはChromeのメジャーバージョンのリリース周期を、これまでの4週間から2週間へと短縮しました。9to5Googleの報道をもとに、Chrome 153から始まる新しい更新サイクルと、その背景にあるセキュリティ上の狙いを紹介します。
Google Chromeのメジャーバージョンのリリース周期が、これまでの4週間から2週間へと短縮されました。9to5Googleの報道によると、新しい周期の第1弾となる「Chrome 153」がデスクトップ・Android・iOSの全プラットフォームで公開され、次のバージョンとなるChrome 154は9月22日に控えているといいます。機能追加のペースを上げるだけでなく、AIの進化に伴って変化が速まっているセキュリティ上の脅威への対応力を高める狙いがあるとされています。
4週間サイクルから2週間サイクルへ
Chromeのメジャーバージョンは、2021年より前は6週間ごとのリリースが基本でした。その後4週間サイクルに移行していましたが、今回さらに半分の2週間サイクルへと短縮されます。Googleは、1回あたりの変更範囲を小さく保つことで、不具合が発生した際の原因特定がしやすくなり、結果として安全性の改善を素早く展開できると説明しています。頻繁な更新は開発者にとって追従の手間が増える面もありますが、機能追加やパフォーマンス改善、バグ修正をより早いペースでユーザーに届けられる利点があります。

画像引用元: 9to5Google
AIによる脅威の高度化を見据えたセキュリティ強化
今回の周期短縮の背景として、Googleは「速いペースで変化する脅威から守るため」という表現でセキュリティ面の狙いを説明しています。AIの進化によって攻撃手法も高度化・高速化するなか、ブラウザ側の更新サイクルを短くすることで、脆弱性が見つかってから修正が行き渡るまでの時間を縮める狙いがあるとみられます。Googleはあわせて、開発者に対しても「モダンなWeb機能を自信を持って展開できるようになる」と述べており、新機能の実験と本番投入のサイクルを速める効果も期待しているようです。
企業向けにはExtended Stableチャンネルを用意
一方で、社内システムとの互換性検証などに時間を要する企業ユーザー向けには、これまで通り8週間ごとに更新される「Extended Stable」チャンネルが用意されています。次のExtended Stableはバージョン156で、その後はバージョン160に切り替わる見通しです。Googleは、一般的な企業ユーザーには通常の2週間サイクルのStableチャンネルを推奨するとしており、更新頻度をどこまで受け入れられるかによって使い分けが求められる形になります。
- 新リリース周期: メジャーバージョンごとに2週間(旧: 4週間、2021年以前は6週間)
- 第1弾: Chrome 153(デスクトップ・Android・iOS)
- 次バージョン: Chrome 154(9月22日予定)
- 企業向け: Extended Stableチャンネル(8週間ごと、次はバージョン156)
- 狙い: 機能提供の高速化と、AI時代の脅威に対するセキュリティ対応力の強化
開発者・企業とも更新管理の見直しが必要に
リリース周期が半分になることは、ユーザーにとっては新機能やセキュリティ修正を早く受け取れるメリットがある一方、Webサイトやアプリを開発・運用する側にとっては、Chromeの挙動変化を追う頻度が増えることを意味します。自動テストやリグレッション確認の仕組みを持たないままChromeに依存したプロダクトを運用しているチームは、2週間ごとの更新に耐えられる体制を組めているか、この機会に見直しておく価値がありそうです。企業の情報システム部門も、Extended Stableへの切り替えを含めて、自社の更新ポリシーを再検討するタイミングといえるでしょう。
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