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白背景に描かれたGoogle Chromeのアプリアイコン

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Google Chrome、macOSで拡張機能の起動が最大60秒に遅延するバグ——1Passwordなどに影響

Google ChromeのmacOS版で拡張機能のポップアップ表示に最大60秒かかる不具合が報告されています。1Passwordなど主要拡張機能への影響と、Googleの回答・回避策を整理します。

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Google ChromeのmacOS版で、拡張機能の読み込みに本来の数秒ではなく最大60秒程度かかってしまう不具合が報告されています。Googleはこの問題を把握しており、コミュニティ上で調査を進めていることを明らかにしました。パスワード管理ツールなど日常的に使う拡張機能が影響を受けているため、macOSでChromeを使っている開発者やビジネスユーザーは注意が必要です。ブラウザの基本機能ではなく拡張機能まわりの不具合とはいえ、業務でパスワード管理や翻訳、開発者ツールなどの拡張機能を多用している人ほど生産性への影響を感じやすい内容です。

何が起きているのか——拡張機能の起動に最大60秒

この問題はPiunikaWebの報道で明らかになったもので、Chromiumのイシュートラッカーに立てられたスレッドがきっかけです。影響が出ているのはmacOS版のChromeのみで、WindowsやAndroid・iOS版では同様の問題は確認されていません。本来であれば即座に開くはずの拡張機能のポップアップが、環境によっては60秒近くかかるケースがあるとされています。ユーザーが拡張機能アイコンをクリックしてから画面が表示されるまでの体感速度が大きく損なわれるため、日常的にツールバーの拡張機能を頻繁に開閉する利用者ほど不便を感じやすい不具合と言えます。

白い背景に表示されたGoogle Chromeのアプリアイコン

画像引用元: 9to5Google

1Passwordなど複数の拡張機能に影響

ユーザーからの報告は先週ごろから増え始めており、なかでも影響が目立つのがパスワード管理サービス「1Password」の拡張機能です。1Passwordの公式サポートアカウントも、Chrome側の既知の不具合によって拡張機能のポップアップが通常より大幅に遅く開く場合があると認めています。影響は1Passwordだけにとどまらず、他の拡張機能でも同様の遅延を報告する声がありますが、発生の仕方は一貫しておらず、環境によって症状が出たり出なかったりするようです。パスワード自動入力のたびに数十秒待たされるようでは実用に耐えないため、影響を受けたユーザーの多くがSNSや公式フォーラムで不満の声を上げている状況です。

原因はmacOS 26でのプロセス優先度管理か

原因として指摘されているのが、Chrome内部でのプロセス優先度の管理ミスです。具体的にはmacOS 26環境において、Chromeが特定の拡張機能を低優先度のタスクとみなし、他の処理にリソースを回すためにバックグラウンドへ追いやってしまうことで、結果的に読み込みが大幅に遅くなっているとみられています。ただし、この原因についてGoogle自身による正式な検証結果はまだ示されていません。一部のユーザーからは、直近のChromeアップデートを境に症状が出始めたという報告も上がっており、特定のリリースに含まれる変更が引き金になった可能性も取り沙汰されています。

Googleの回答と当面の回避策

Googleは公式コミュニティページへの返信で、次のようにコメントしています。「この問題を優先事項として引き続き調査しており、実験的な機能の展開範囲をさらに広げられないかもチームに検討してもらっています。進展があり次第、このスレッドで共有します」。当面の回避策としては、Chromeのフラグ「PMLoadingPageVoter」を有効にすると症状が改善したという報告があります。ただし、フラグの有効・無効化には一定のリスクが伴うため、試す場合は自己責任で行う必要があります。

開発者やチームが今できること

社内で複数人がmacOS版Chromeを使っている場合、原因不明のまま「ログインツールが遅い」という問い合わせが増える可能性があります。IT管理者やヘルプデスク担当は、今回の不具合が既知のChrome側の問題であることをあらかじめ周知しておくと、個別対応の手間を減らせそうです。開発者向けの拡張機能を提供している場合も、ユーザーから遅延の報告を受けた際に自社コードの問題と誤認しないよう、Chromium側のイシュートラッカーを参照できるようにしておくと切り分けがしやすくなります。社内向けのFAQやヘルプページに今回の不具合と暫定的な回避策へのリンクをまとめておけば、同じ問い合わせが繰り返し発生するのを防ぐ助けにもなりそうです。

macOSでChromeとパスワード管理拡張機能を組み合わせて使っている場合、ログイン作業がこれまでより遅く感じられることがあれば、この不具合が原因である可能性があります。正式な修正版が配信されるまでは、フラグでの回避を試すか、遅延を許容しつつ公式のアップデートを待つのが現実的な選択肢になりそうです。