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淡いブルー・レッド・イエロー・グリーンの光がにじむ背景に浮かぶ、すりガラス調の角丸パネル2枚

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GoogleアプリのiOS版、「Liquid Glass」対応が進行中——Material 3 Expressiveと融合へ

Google PhotosやGoogle HealthのiOS版アプリで、AppleのLiquid Glassを取り入れた半透明UIへの刷新が進んでいると9to5Googleが報じました。Material 3 Expressiveとの共存の様子を紹介します。

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GoogleのiOS向け各アプリで、Appleが導入した半透明デザイン「Liquid Glass」を取り入れる動きが進んでいると9to5Googleが報じています。登場から1年が経過したLiquid Glassだが、Googleアプリ側の「Material 3 Expressive」デザイン言語との組み合わせがようやく本格化してきた形です。

Google Photosの下部バーがすりガラス調に

これまでGoogle PhotosのiOS版では、下部に表示されるフローティングのボトムバーがAndroid版と同様に単色の背景で塗りつぶされていました。しかし最新のバージョン7.94では、このボトムバーがLiquid Glassによる半透明素材へと変更されています。記事に掲載されたスクリーンショットでは、標準の透明度である「Default」と、背景の写真がより透けて見える「More clear」というオプションを左右で比較でき、ダークテーマ時にはデフォルトの青いアクセントカラーが現在のタブを示すインジケーターに色付けされる様子も確認できます。上部バーのボタン類についても、同様にLiquid Glass素材へ更新されているとのことです。

Google Healthのナビゲーションにも波及

半透明化はGoogle Photosだけにとどまりません。Google Healthアプリの下部ナビゲーションバーも同様にLiquid Glass対応となり、素材の向こう側にある要素が透けて見えるようになりました。「Ask Coach」機能を呼び出すフローティングアクションボタン(FAB)には、すりガラスのような加工が施されています。

Google Healthアプリのフィットネス画面。半透明の「Ask Coach」ボタンが手前に重なって表示されている 画像引用元: 9to5Google

Material刷新はアプリごとに温度差あり

Googleは現在、iOS向けアプリで従来使われてきた「Google Material Theme」デザイン言語から、Material 3への移行を段階的に進めている最中です。9to5Googleの記事によると、Google DocsやSheets、Slides、Keepはこの移行が遅れている一方、Tasksは比較的最近になってアップデートを終えたとされています。アプリごとに刷新のタイミングがまちまちな点は、大規模なアプリ群を抱えるGoogleならではの課題ともいえそうです。

Dynamic Colorの導入には消極的な姿勢

記事はあわせて、GoogleがiOS版アプリに「Dynamic Color」(壁紙などから抽出したアクセントカラーをUI全体に反映させる仕組み)を導入する気配が今のところ見られない点も指摘しています。手動でアクセントカラーを選べる仕組みをGoogleアプリ全体に用意することは技術的には可能だとしつつも、iOSでは壁紙へのシステムレベルのアクセス権がないため、実装してもあまり意味を持たない可能性が高いとの見方を示しています。Dynamic Colorはもともと、そうしたシステムレベルの連携があってこそ活きるAndroidらしい機能だという整理です。

中盤まとめ:今回確認された変更点

  • Google Photos:フローティングのボトムバーとトップバーのボタンがLiquid Glass化(v7.94〜)
  • Google Health:ボトムナビゲーションと「Ask Coach」のFABがLiquid Glass化
  • Google Docs / Sheets / Slides / Keep:Material 3への移行がまだ遅れている組
  • Google Tasks:Material 3への刷新を比較的最近完了
  • Dynamic Color:iOS版アプリへの導入は今のところ見送られている

ユーザー体験としての着地点

OSをまたいでアプリを使い分けるユーザーにとって、こうした細かなUIの刷新は一見地味に映るかもしれません。しかし、iPhoneとAndroidの両方でGoogleサービスを日常的に使っている場合、各プラットフォームの標準的な質感に自然になじむUIかどうかは、アプリの使い勝手の印象を左右する要素のひとつです。Liquid GlassとMaterial 3 Expressiveの融合が今後Google DocsやSheetsなど残るアプリ群にも広がっていくのか、そしてDynamic Colorのような機能差がどこまで許容されるのか、次のアップデートでの対応が注目されます。

プラットフォーム間デザインの難しさ

そもそもGoogleのように、AndroidとiOSの双方で自社デザイン言語を展開する企業にとって、各OSの標準的な質感に合わせつつ自社らしさも保つというバランスは常に悩ましい課題です。Material Design自体はAndroidの標準デザイン言語として育ってきた経緯があり、iOS向けにそのまま持ち込むと違和感が出やすい部分もあります。今回のようにLiquid Glassという「iOS側の潮流」を柔軟に取り込みつつ、Material 3 Expressiveらしい色使いや角丸のトーンを維持する試みは、複数プラットフォームで一貫した体験を作ろうとする企業に共通するデザイン上の難題を映し出しているともいえます。今回確認された変更はまだ一部のアプリにとどまりますが、今後同様のアップデートがGoogle検索アプリやGmailなど、より利用頻度の高いアプリにも広がるかが注目されます。