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Google「Universal Cart」提供開始——検索とGeminiで複数店舗の買い物をまとめて管理
GoogleがGeminiアプリと検索を横断する買い物かご機能「Universal Cart」の提供を米国で開始しました。複数店舗の商品を1つのカートにまとめ、値下げやクーポンを自動で検知します。
Googleの買い物かご機能「Universal Cart」が、米国で正式に提供開始されました。Google検索のAI ModeとGeminiアプリを横断して、複数の小売店の商品を1つのカートにまとめて管理できる機能で、2026年5月のGoogle I/Oで発表されていたものが、年末商戦を前にいよいよ本格展開されたかたちです。
検索とGeminiの会話、両方からカートに追加できる
Universal Cartの基本的な使い方はシンプルです。Google検索のAI Modeで商品を見つけたとき、あるいはGeminiアプリとの会話の中で欲しいものが見つかったときに、そのままカートへ追加できます。これまでは店舗ごとにサイトを開いてカートに入れる必要がありましたが、Universal Cartでは複数の小売店の商品を横断して1つのカートにまとめられるため、比較検討や買い回りの手間を減らせます。決済はUniversal Commerce Protocol(UCP)という仕組みで支えられており、対応する店舗であればGoogleの画面を離れずにチェックアウトまで進められます。

画像引用元: 9to5Google
値下げやクーポンをGeminiが自動で見張る
Universal Cartの目玉機能の一つが、カートに入れた商品の価格監視です。商品をカートに入れたままにしておくと、Geminiがバックグラウンドで値下げやセール情報を継続的にチェックし、価格が下がったタイミングで通知してくれます。さらに、表には出ていないクーポンコードやクレジットカードのキャッシュバックといった「隠れた割引」も自動で探し出すとされています。支払い方法の選択にもGoogle Walletが関わっており、ユーザーが持つカードの特典を踏まえて、どのカードで支払うのが最もお得かを提案してくれる仕組みも備えています。
まずは米国限定、年末商戦を見据えた展開
今回の提供開始は米国に限定されており、他の地域への展開時期は明らかにされていません。10月というタイミングで投入された背景には、ブラックフライデーやホリデーシーズンといった年末の買い物需要の高まりを見据えた狙いがあるとみられます。5月の発表時点では、NikeやSephora、Target、Ulta Beauty、Walmart、Wayfairといった大手小売店が早期パートナーとして名前を連ねており、今回の一般提供でも同様の店舗群が中心になっているとみられます。
エージェント型コマースの広がりを示す一手
Universal Cartは、検索エンジンという立場のGoogleが、単なる商品発見の入口にとどまらず、価格比較から決済までの購買体験全体に関与しようとする動きの一つといえます。GeminiのようなAIアシスタントが裏側で価格監視やクーポン探索を代行してくれる体験は、これまでユーザー自身が複数のタブを開いて比較していた作業を大きく省力化するものです。一方で、どの店舗の情報がどこまでGoogle経由で表示・推薦されるかという商流の透明性は、今後利用者や小売店側からも注目されていきそうです。米国外のユーザーにとっては、まず自国での展開時期がいつ発表されるかが当面の関心事になるでしょう。
Google rolling out Universal Cart that lets you shop the web and find deals with Gemini, Search
Following its announcement at Google I/O earlier this year, Google’s new Universal Cart is now rolling out in the US,...