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淡い水色のグラデーションを背景にした、ノートパソコンのキーボード上部の質感クローズアップ

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Microsoft、「Copilot+ PC」ブランドを静かに終了——新型Surfaceにその名なし

Microsoftが「Copilot+ PC」ブランドの使用をひっそりと終了させつつあると9to5Googleが報じました。新型SurfaceでのNPU要件の扱いとRecall騒動の経緯を解説します。

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Microsoftが、数年間にわたって強力に押し出してきたWindowsノートPC向けの「Copilot+ PC」ブランドの使用を、ひっそりと終了させつつあることが分かったと9to5Googleが報じています。同メディアが参照したWindows Centralの取材によれば、最新のSurfaceシリーズにこのブランド表記が見当たらないことを、MicrosoftとQualcommの幹部が事実上認めた形になっています。

新型Surfaceに見当たらないロゴ

Windows Centralは、最新のSurfaceマシンにCopilot+ PCのブランド表記が見られない件についてMicrosoftとQualcommの幹部に取材しました。明言こそされなかったものの、Surface担当のコーポレートバイスプレジデントであるブレット・オストラム氏は「これらはCopilot+ PCとは呼んでいない。これまでのCopilot+デバイスの基準はすべて満たしているが、私たちはエッジ側でのAI処理とハイブリッドなソリューションを提供できるという方向性に軸足を置き続けている」と述べ、事実上ブランド終了を認める発言をしたとされています。

淡い光の反射が差し込む、ノートパソコンのキーボード上部を写した質感のクローズアップ写真 画像引用元: 9to5Google

直近の新型機にもブランド表記なし

実際に、今回の報道の3日前にあたる9月23日に発表されたばかりの12インチSurface Pro(Snapdragon X2 Plus搭載・5G対応モデル)や13インチのSurface Laptopの新型機でも、Copilot+ PCという表記は見当たりません。これらの新型機はいずれもQualcommの最新チップセットを搭載しており、AI処理に関するハードウェア要件そのものは満たしているとみられますが、あえてそのブランド名を前面に出していない点が今回の報道と符合します。

NPU要件はもはや珍しくない

Copilot+ PCのブランドは、AI機能に関する一定のハードウェア要件、とりわけNPU(ニューラル処理ユニット)の搭載を満たしたノートPCを識別するために使われてきました。しかし今では、ミドルレンジからハイエンドまでほとんどのノートPCがすでにNPUを搭載しており、このブランドが示していた差別化要素としての意味合いは薄れています。Windows Centralはさらに、NVIDIAのRTX Sparkを巡る一連の展開でも、Copilot+ PCブランドへの言及がまったく見られなかった点を指摘しています。

Recall騒動が影を落としたブランドイメージ

Microsoftがこのブランディングを使い始めたのは2024年のことです。しかし、Copilot+ PCの目玉機能として打ち出された「Recall」がプライバシー面での強い反発を招いたことで、このブランドは消費者が十分に理解しないまま単なるハードウェアのチェック項目のような扱いに落ち着いてしまいました。鳴り物入りで始まったブランド戦略が、看板機能への逆風によって次第に存在感を失っていった経緯は、AI機能を前面に押し出したマーケティング全般が抱えるリスクを象徴する事例ともいえそうです。

残された疑問はCopilotキーの行方

今回の報道を受けて残る大きな疑問は、キーボード上に配置されている専用の「Copilotキー」も同様に姿を消していくのかという点です。ブランド名そのものは後退しつつあるものの、AIをエッジ側で処理するというMicrosoftの方向性自体は継続する構えのようです。ブランド名を前面に押し出す戦略から、機能そのものの実力で選ばれる段階への移行を目指しているとも読み取れますが、これまでCopilot+ PCという呼称を購入基準にしてきたユーザーにとっては、今後の製品選びの目安が変わることになりそうです。これまでCopilot+ PCとして市場に投入されてきたDellの14SノートやLenovoのYoga Slim 7xといった他社製品についても、今後のモデルチェンジで同様にブランド表記が控えめになっていくのか注目されるところです。

一時は新型Windows PCの目玉として大々的に打ち出されていたブランドが、わずか数年でひっそりと姿を消していく今回の流れは、AI機能の実装がハードウェア全体に行き渡ったことの裏返しとも言えます。今後Microsoftがどのような形でAI機能をアピールしていくのか、そしてCopilotキーの扱いがどうなるのか、次の製品発表に注目が集まります。