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App Storeの新規アプリ提出が前年比30%増 — AIコーディングツールの普及が背景に
App Storeへの新規アプリ提出数が前年比30%増の約60万本に達しました。AIコーディングツールの台頭が8年間の減少トレンドを逆転させています。
8年間の減少トレンドを覆す急増
9to5Macの報道によると、AppleのApp Storeへの新規アプリ提出数が2025年に前年比30%増の約60万本に達しました。Sensor Towerのデータに基づくもので、2016年から2024年にかけて46%減少していた長期的なトレンドを大きく覆す結果となっています。
この急増の主な要因として報じられているのが、AIコーディングツールの普及です。AnthropicのClaude CodeやOpenAIのCodexといったエージェント型のコーディングツールにより、プログラミング未経験者でもテキストプロンプトから機能的なアプリを作成できるようになりました。Sensor Towerのシニアインサイトアナリスト、Abraham Yousef氏は「エージェント型コーディングツールの広範なリリースと時期が一致している」とコメントしています。
Appleのレビュー体制とAI活用
9to5Macによると、Apple側も増加するアプリ提出への対応を迫られています。毎週20万本以上のアプリ提出を処理しており、平均レビュー時間は1.5日、90%のレビューが48時間以内に完了しているとのことです。
注目すべきは、Apple自身もレビュープロセスにAIツールを導入し始めていることです。Appleの広報担当者は「レビュープロセスの支援にAIツールをますます活用している」と認めつつも、すべてのアプリは依然として人間のレビュアーが確認していると強調しています。
一部のコーディングアプリを排除する動きも
一方で、Appleは特定のiOS上で動作するコーディングアプリに対して厳しい姿勢をとっていると報じられています。AnythingやReplitといったアプリがApp Storeから削除またはアップデートをブロックされたとのことです。問題の核心は、これらのツールが生成するインタプリテッドコードが、アプリ自身の主要機能を動的に変更できる点にあり、Appleのガイドラインに抵触するとされています。
この対応に対しては開発者からの反発も出ており、Elon Musk氏がXで「iOSのApp Reviewの遅延はひどくなっている」と投稿するなど、レビュープロセスへの不満が表面化しています。
AIが変えるアプリ開発の風景
AIコーディングツールの急速な普及は、アプリ開発の民主化を進める一方で、アプリストアの品質管理という新たな課題を生んでいます。9to5Macの記事では、AIツールは趣味のプロジェクトや小規模なアプリには有効だが、本格的なビジネスアプリの構築にはまだ不十分だという見方も紹介されています。
Appleが今後どのようなポリシーで対応するかは、6月のWWDC26で明らかになる可能性があります。AI生成コードを含むアプリの取り扱いについて、新たなガイドラインが発表されるかどうかが注目されます。
App Store sees 84% surge in new apps as AI coding tools take off
Thanks to the new possibilities afforded by AI coding tools, the App Store is seeing a resurgence in new app submissions.