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Bearの開発元、ファイルベースのMac用Markdownエディタ「Lettera」をベータ公開——Bear 2のエディタが単体アプリに
Bearを手がけるShiny Frogが、Mac向けの新しいMarkdownエディタ「Lettera」をベータ公開。Bearのデータベース方式とは異なり、ローカルのMarkdownファイルやフォルダを直接編集できるファイルベース設計が特徴です。
メモアプリBearを手がけるShiny Frogが、Mac向けの新しいMarkdownエディタ「Lettera」をベータ公開しました。2026年6月19日に9to5Macが報じています。Bearが採用するデータベース方式とは異なり、ローカルのMarkdownファイルやフォルダを直接扱える「ファイルベース」の設計が最大の特徴です。
Bearのエディタが単体アプリに
Letteraは、2023年7月に登場したBear 2のエディタをそのまま土台にしています。Bear 2は本格的なMarkdown対応を備えており、その書き味を「単体のアプリとして使えないか」というユーザーからの要望に応える形で、Letteraが生まれました。
Bearが自前のデータベースでノートを管理するのに対し、Letteraは個々のMarkdownファイルや、フォルダ単位のワークスペースをそのまま編集できます。手元のファイルをそのまま開いて書ける手軽さは、既存の文書資産を活かしたい人や、特定のツールにデータを囲い込まれたくない人に向いています。

画像引用元: 9to5Mac
書きながら整う、WYSIWYGの編集体験
編集体験の中心にあるのが、CommonMarkに沿ったWYSIWYG(見たままに編集できる)方式です。入力した内容はその場でレンダリングされ、編集していないときはMarkdownの記法が隠れて見た目がすっきりします。記号に気を取られず、文章そのものに集中できます。
対応する書式も幅広く用意されています。テーブル、引用、リスト、コードブロック、本文中の画像に加え、MathJaxによる数式まで扱えます。技術文書から論文風のメモまで、表現の幅は十分です。
ファイル管理と多彩なエクスポート
Letteraは、サイドバーから直接ファイルを管理でき、タブを使って複数の文書を同時に開けます。フォルダをまたいだ作業や、参照しながらの執筆もしやすい構成です。長い文書のために目次(Table of Contents)も用意され、セクション間の移動がスムーズに行えます。
書き上げた文書は、さまざまな形式に書き出せます。PDF、JPG、ePub、プレーンテキスト、リッチテキスト、Markdown、HTMLに対応しており、用途に応じて配布や再利用がしやすくなっています。1つのアプリの中で、執筆から共有可能な成果物の作成までを完結できます。
提供形態と今後
現時点では、LetteraはTestFlightのベータとして提供されています。試したユーザーは、TestFlight経由か、Bearコミュニティのフォーラムに新設されたLetteraのセクションからフィードバックを送れます。料金などの詳細は、今回の報道では触れられていません。
ベータという段階のため、機能や使い勝手は今後変わっていく可能性があります。気になる場合は、ベータで実際の書き味を確かめつつ、正式版に向けた動きを追っておくとよいでしょう。
書き手・開発者への影響
Letteraが示すのは、定評あるエディタの「書き味」だけを取り出して、ファイルベースという軽い土台に載せ替えるアプローチです。データベースに囲い込まれず、手元のMarkdownファイルをそのまま扱える設計は、ドキュメントをコードと一緒に管理する開発者や、プレーンテキストで資産を残したい書き手と相性がよいはずです。
技術ドキュメントを日常的に書いているなら、WYSIWYGの快適さとファイルベースの扱いやすさを両立できる選択肢として、ベータのうちに試してみる価値があります。普段の執筆環境に馴染むかどうかを、実際のファイルで確かめてみるとよさそうです。
Bear app developers announce Lettera, a beautiful Markdown editor for Mac
Bearの開発元Shiny Frogが、Bear 2のエディタを土台にしたファイルベースのMac用Markdownエディタ「Lettera」をTestFlightベータで公開。