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GitHub、Copilot利用メトリクスにサーバーサイド計測を追加——取りこぼしていたアクティブユーザーを可視化
GitHubがCopilotの利用メトリクスを改良。クライアント側の信号に加えてサーバーサイドのテレメトリを組み合わせ、これまで計測から漏れていたアクティブユーザーをレポートに反映できるようになりました。
GitHubは2026年6月15日、GitHub Copilotの利用メトリクスを改良したと発表しました。これまでクライアント側の信号だけに頼っていた集計に、サーバーサイドのテレメトリを組み合わせることで、計測から漏れていたアクティブユーザーをレポートに反映できるようになります。Copilotの利用状況を組織単位で管理している担当者にとって、実態に近い数字が見えるようになる変更です。
これまでの課題:クライアント計測の取りこぼし
従来のCopilot利用メトリクスは、エディタなどクライアント側から送られてくる信号をもとに集計していました。しかしこの方式では、ネットワークの不調やプロキシの設定といった技術的な要因で信号が届かず、実際にはCopilotを使っているのに「アクティブユーザー」として数えられないケースがありました。
その結果、レポート上の利用者数が実感より少なく見えたり、請求やアクティビティログとの数字が食い違ったりすることがありました。こうしたズレは、管理者が利用状況を正しく把握するうえでの障害になり、サポートへの問い合わせを生む原因にもなっていました。

画像引用元: GitHub Changelog
サーバーサイド計測の追加で何が変わるか
今回の改良では、クライアント側の信号に加えて、サーバー側で確認できるテレメトリも集計に使うようになりました。これにより、クライアントからの送信が失敗していてもサーバー側で利用が確認できるユーザーは、アクティブユーザーとしてレポートに含まれるようになります。
GitHubは、Copilot利用メトリクスAPIが返すエンタープライズ向けの利用レポートについて、「クライアント側のテレメトリだけでは見落としていたアクティブユーザーを、レポートに反映するようになった」と説明しています。2系統の信号を突き合わせることで、より完全な利用実態に近づける狙いです。
トレードオフ:一部の内訳はまだ見えない
ただし、すべてが一度に揃うわけではありません。今回新たに可視化されるようになったユーザーについては、当面、エディタの種類や利用機能といった詳細な内訳が付かない状態になります。これらの細かい属性は、より豊富なテレメトリが利用できるようになるまでお預けです。
つまり「全体のアクティブユーザー数の正確さ」が先に改善し、「その内訳の細かさ」は後から追いついてくる、という順番になります。数字を見る際は、総数と内訳とで反映のタイミングが異なる点を念頭に置いておくとよさそうです。
請求・監査との整合性も向上
サーバーサイドの信号が加わったことで、利用レポートは請求データやアクティビティログとより整合するようになりました。これまで問い合わせのきっかけになっていた、レポート間の数字の食い違いが減ることが期待されます。
GitHubはこの変更を、サーバーサイドの信号をメトリクスに取り込んでいく広い取り組みの第一段階と位置づけています。今後は、機能ごとの利用内訳といったより細かい属性も、段階的にサーバーサイド計測へ寄せていく計画です。
組織の管理者への影響
Copilotを全社で展開している組織にとって、利用メトリクスは導入効果の説明や、ライセンスの最適化、定着支援の判断材料として日常的に参照する数字です。その土台となるアクティブユーザー数の精度が上がることは、こうした意思決定の確からしさに直結します。
これまで「使っているはずなのにレポートに出てこない」といった声があったチームでは、今回の更新後に数字がどう変わるかを一度確認しておくとよいでしょう。あわせて、内訳の詳細が一部まだ付かない点を理解したうえで、請求データやアクティビティログと突き合わせれば、より実態に即したCopilot運用のレビューができるはずです。
Copilot usage metrics now include more of your active users
GitHubがCopilot利用メトリクスにサーバーサイドのテレメトリを追加し、クライアント計測では漏れていたアクティブユーザーを可視化。