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GitHub Copilot、Visual Studioで8月アップデート——推論の強さを4段階で選べる新機能追加
GitHubはVisual Studio向けGitHub Copilotの8月アップデートを公開しました。組織向けカスタムエージェントの公開や、モデルの推論の強さを調整する機能、コミット前のコードレビューなど5つの変更が加わりました。
GitHubは公式チェンジログで、Visual Studio向けGitHub Copilotの8月アップデートを発表しました。モデルがどれだけ「考える」かを利用者が調整できる新機能や、組織単位でカスタムエージェントを配布できる仕組みなど、合計5つの変更が加わっています。GitHubはこの更新について、モデルの推論方法や利用モデル、チーム間でのエージェント共有、コードレビューのタイミングをより細かく制御できるようにするものと説明しています。
組織のカスタムエージェントをVisual Studioから直接使えるように
今回の更新で最も大きな変更が、組織向けカスタムエージェントの公開機能です。GitHubの組織やエンタープライズの管理者は、チーム専用に調整したカスタムエージェントを公開できるようになりました。公開されたエージェントはVisual Studio側で自動的に検出され、エージェント選択画面に説明文や公開元の組織情報とともに表示されます。これまで個人が自分のワークスペースで作るしかなかったエージェントを、組織単位で標準化して配布できる点が特徴です。社内のコーディング規約やレビュー観点を反映したエージェントをチーム全体で共有しやすくなりそうです。
モデルの「思考の強さ」を4段階で調整可能に
対応モデルでは、推論にどれだけ計算リソースを割くかを「Low」「Medium」「High」などの段階から選べるようになりました。単純な補完作業には低い設定、複雑なデバッグやアーキテクチャの検討には高い設定、というように用途に応じて使い分けることで、応答速度とトークン消費量のバランスを調整できます。これまでモデル選択そのものでしか制御できなかった推論の深さを、同じモデルのまま細かく調整できるようになった点が実用上の変化といえます。
- 組織向けカスタムエージェントの公開(管理者向け)
- モデルの思考の強さをLow/Medium/Highから選択
- お気に入りモデルのピン留めと、使用頻度の低いモデルの折りたたみ
- プロンプトボックスから利用状況の詳細を確認
- コミット前にGitエージェントでコードレビュー
モデル管理と利用状況の確認もしやすく
モデル管理画面では、よく使うモデルをピン留めしたり、使用頻度の低いモデルを折りたたんで表示を整理したりできるようになりました。「Manage models」からは、各モデルのコンテキストウィンドウのサイズやコストといった情報も詳細に確認できます。あわせて、プロンプトボックスのコンテキストメニューから「View all Copilot usage」を選ぶことで、契約プランの利用状況をその場で確認できるようになり、利用上限に近づいた際の通知も改善されています。

画像引用元: GitHub Blog
コミット前にGitエージェントでコードレビューを実行
もう一つの追加機能が、プルリクエストを作成する前段階でのコードレビューです。Gitエージェントを使うことで、未コミットの変更やすでに行ったコミットの内容をエディタ内でそのままレビューできます。指摘事項はコード上にインライン表示されるほか、Git Changesビューで一覧としても確認可能です。GitHubリポジトリだけでなくAzure DevOpsのリポジトリにも対応しており、プルリクエストを出す前の段階で品質を確認する習慣を後押しする狙いがあるとみられます。
Free/ProからEnterpriseまで全プランに提供
今回の5つの変更は、Free、Student、Pro、Pro+、Max、Business、Enterpriseを含むすべてのGitHub Copilotプランで利用できます。日常的にVisual StudioでCopilotを使っている開発者にとっては、タスクの難易度に応じて推論の強さを切り替えたり、コミット前のセルフレビューを習慣化したりと、これまでより細かい単位でCopilotの挙動をコントロールできるようになった格好です。組織で複数のカスタムエージェントを運用しているチームは、今回の公開機能を使ってエージェントの管理方法を見直す機会にもなりそうです。
これまで、モデルの推論の強さを変えたい場合は別のモデルに切り替えるしかありませんでした。今回のように同じモデルのまま思考の強さだけを調整できるようになると、コンテキストウィンドウの消費量やレスポンス速度を保ったまま、タスクごとに最適な設定を選びやすくなります。GitHubは今後も月次のペースで同種のアップデートを重ねる方針を示しており、Visual Studio版CopilotはVS Code版と並ぶ主要な提供チャネルとして機能拡張が続いていくとみられます。
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