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Metaのスマートグラス、録画ランプの「隠し撮り抜け穴」をついに閉鎖
Metaが、スマートグラスの録画中インジケーターランプを指で覆っても撮影を続けられてしまう抜け穴を塞ぐソフトウェアアップデートを配信しました。ランプが覆われるとカメラそのものが停止する仕組みで、プライバシー対策強化の一環です。
Metaが、同社のスマートグラスに搭載されている録画中インジケーターランプをめぐる「抜け穴」を塞ぐソフトウェアアップデートの配信を始めたと、Engadgetが報じました。これまでは録画を開始したあとにランプを指などで覆い隠すことで、周囲に気づかれずに撮影を続けられる状態になっていましたが、今回のアップデートでランプが覆われるとカメラそのものが停止する仕様に変更されました。
「覆ってからカメラを止める」という発想の転換
Metaのスマートグラスは、録画中であることを周囲に知らせるためのLEDインジケーターを備えています。従来の仕組みでは、ランプが最初から覆われている状態では録画を開始できないものの、いったん録画を始めてからランプを覆い隠すというやり方をすり抜けられてしまう弱点がありました。Meta AR担当VPのAlex Himel氏は、この点について「ランプが録画中に覆われると、カメラそのものが動作を停止するようになった」と説明しています。撮影を止めるのではなく検知後に警告を出す従来型の発想から、覆われたら物理的に機能を停止させるという、より踏み込んだ対策への転換といえます。

画像引用元: Engadget
この2か月で2度目となるプライバシー対策強化
今回の更新は、Metaにとって短期間で2度目となるプライバシー関連のアップデートです。前月の2026年7月には、録画中を知らせるLEDが物理的に破損・破壊された場合にカメラ機能そのものを無効化するアップデートがすでに実施されており、今回の措置はそれに続く形になります。立て続けに対策を打ち出している背景には、Ray-Banと共同展開するスマートグラスの普及が進み、非同意の隠し撮りに対する懸念が社会的にも高まっていることがあります。
それでも残る「いたちごっこ」の側面
ただし、記事はこうした対策だけで問題が解決するわけではないと指摘しています。ユーザーの間では引き続き隠し撮りの抜け道を探す動きがあり、防止機構を回避できると謳う安価なアクセサリー製品の市場も存在しています。また、こうしたスマートグラスを使って非同意の映像コンテンツを作成したユーザーのアカウントを、Instagramがすでに複数凍結していることも明らかになっています。Meta側は、この種の不正利用は「ごく一部の少数」による行為だとしていますが、ハードウェアの制約とソフトウェアの検知をいたちごっこのように積み重ねていく構図は当面続きそうです。
ビルボードでの啓発活動も展開
Metaは技術的な対策にとどまらず、周知活動にも力を入れています。ロサンゼルスを皮切りに、スマートグラスの適切な使い方を呼びかけるビルボード広告を掲出したほか、プライバシーに関する説明を強化した特設ウェブページも公開しました。Himel氏は、今後も追加のアップデートを計画していると述べており、録画中インジケーターが周囲の人に確実に伝わる仕組みづくりを継続する方針を示しています。
ユーザーと周囲の人双方への影響
スマートグラスの利用者にとっては、録画中にランプを覆う行為がそのまま撮影の中断につながるため、意図せず記録を止めてしまうケースが増える可能性があります。一方で、周囲の人にとっては、録画ランプが点灯していれば実際に撮影が行われていると、これまで以上に信頼できる指標になります。ウェアラブルデバイスの普及が進むほど、こうした「見えるプライバシー保護」の設計がより重要な論点になっていきそうです。
Meta is closing a loophole that allowed people to record with their smart glasses' light covered
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