0:00 0:00
記事
Tim Cook氏、Apple CEOとして最後の決算説明会——後任Ternus氏が今後の決算発表を主導へ
AppleのTim Cook CEOが2026年度第3四半期の決算説明会で、CEOとして最後の決算発表であることを表明したと9to5Macが報道。売上高1,094億ドルの発表とともに、次期CEOのJohn Ternus氏が今後の説明会を主導することも確認されました。
AppleのTim Cook CEOが、2026年度第3四半期の決算説明会の場で、CEOとして臨む最後の決算発表であることを表明したと、9to5Macが2026年7月30日に報じました。あわせて、次期CEOに就くJohn Ternus氏が今後の決算説明会を主導することも確認されています。2011年から15年にわたりAppleを率いてきたCook体制の、事実上の締めくくりとなる節目です。
売上高1,094億ドルの決算発表で明かされた「最後」
この日Appleは、第3四半期の売上高として1,094.2億ドルを報告しました。決算説明会は通常どおりアナリストとの質疑応答が中心ですが、Cook氏は質問に入る前に時間を取り、自身にとって最後の決算説明会であることに触れました。
9to5Macが伝えた発言によると、Cook氏は長年会社を信頼し続けてくれた株主、とりわけ長期保有の株主と、Appleを注意深く追いかけてきたアナリストたちに謝意を述べたうえで、「ご存知のとおり、これが私にとって最後の決算説明会になります。今後はJohnがこの場を主導します」と語ったとのことです。

画像引用元: 9to5Mac
決算説明会の「顔」も交代へ
見逃せないのは、Ternus氏が今後の決算説明会を主導すると明言された点です。9to5Macによると、CEOが決算説明会に出席する義務はないため、Ternus氏がこの場に立つのかどうかは、これまではっきりしていませんでした。
決算説明会は、投資家やアナリストがトップの言葉を直接聞ける数少ない機会です。新体制でもCEO自身がその役割を引き受けると確認されたことは、市場との対話の継続性という意味で、投資家に安心材料を与えるものといえます。
「移行はシームレスに進んでいる」
Cook氏は後任について、「移行はシームレスに進んでおり、Johnが新しい役割に就いてAppleを次の時代へ導くことに、私はこのうえなく興奮しています」と述べたうえで、「彼はまさに唯一無二の存在で、この会社の舵を取るのに彼ほどふさわしい人物はいません」と最大級の賛辞を送りました。
さらに、経営陣とAppleの従業員への信頼を語り、「私たちの前には明るい未来があります。これほど楽観的な気持ちになったことはありません」と締めくくったとのことです。ハードウェアエンジニアリングを長く率いてきたTernus氏が、製品の会社であるAppleをどう導くのか、注目が集まります。
15年のCook時代が残したもの
Cook氏は2011年にSteve Jobs氏からCEOを引き継ぎ、Appleを時価総額で世界最大級の企業に育て上げました。iPhoneの巨大なエコシステム化、サービス事業の柱への成長、Apple SiliconへのMacの移行など、その在任期間はAppleの事業構造が大きく変わった15年でもありました。
日本のユーザーや開発者にとっても、CEO交代は無関係ではありません。App Storeの規制対応、AI戦略の行方、ハードウェアの刷新ペースなど、Ternus体制の判断はエコシステム全体に波及します。まずは同氏が初めて主導する次回の決算説明会が、新生Appleのトーンを占う試金石になりそうです。
Tim Cook marks final earnings call as Apple CEO, confirms Ternus will take over calls
During today’s call discussing Apple’s Q3 2026 results, CEO Tim Cook took a moment to mark his final earnings call at the helm of the company.