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Anthropic、Claudeパートナー制度を刷新——実績で決まる3階層の「Services Track」を新設
Anthropicは2026年6月3日、Claude Partner NetworkにServices TrackとPartner Hubを導入しました。認定実務者数や本番導入数などの実績で決まる3階層を設け、企業はClaude導入の実力を持つ支援企業を検索できるようになります。
Anthropicは2026年6月3日、Claudeの導入を支援するパートナー制度「Claude Partner Network」に、新たに「Services Track」と「Claude Partner Hub」を導入したと発表しました。前者は実績にもとづく認定の階層、後者はパートナーの資格を一覧できる検索可能なディレクトリです。企業がClaudeを使いこなすうえで、頼れる支援企業をどう選ぶかという課題に答える仕組みになっています。

図版: Anthropicの発表内容をもとに作成(出典: Anthropic)
パートナー制度を実績で体系化
今回の発表の柱は、パートナーの位置づけを「実際に何を作り、届けたか」で整理し直した点です。Services Trackは、その企業がClaudeでどれだけの実装を手がけてきたかを反映する階層構造として設計されています。
これまでパートナー制度は、肩書きや契約形態が中心になりがちでした。Anthropicは、認定を受けた実務者の人数や、本番環境での顧客導入の数といった具体的な成果を基準に据えることで、見せかけではなく実力でパートナーを位置づけようとしています。
実績で決まる3つの階層
Services Trackは3つの階層で構成されます。入り口にあたる「Select」は、認定実務者10名以上、本番導入2件以上、公開可能な顧客事例1件以上が条件です。
より踏み込んだ実践を示す「Preferred」は、認定100名以上、導入顧客15社以上、公開事例3件以上を求めます。最上位の「Global Premier」は、認定実務者1000名以上、3地域以上にまたがる100社以上の導入、公開事例15件以上に加えて、役員が関与する共同事業計画までが要件です。段階が上がるほど、求められる実績の規模が大きくなります。
「過去90日の利用」を数える評価基準
評価の物差しも明確です。Anthropicは、過去90日以内に実際にClaudeを使った認定実務者の数、本番環境での顧客導入数、そして公開された顧客からの推薦を基準にすると説明しています。
注目したいのは、企業の規模にかかわらず同じ要件が適用される点です。大手だから有利、というわけではなく、直近で手を動かしている人がどれだけいるかが問われます。古い実績に頼り続けることはできず、継続して取り組んでいるかが見られる設計だといえます。
実装力と紹介を分けて評価
Anthropicは、パートナーが自社の実践を積み上げる活動と、紹介によって取引を生み出す活動を、別々に評価するとしています。実際にClaudeを使った実装を増やす努力が、案件の紹介とは独立して認められる仕組みです。
これは、技術的な実力を磨くパートナーが正当に報われるようにするための工夫だといえます。昇格の審査は年2回に加えて追加の見直しも予定されているとされ、実績を伸ばした企業が次の段階へ進みやすい運用になっています。
Partner Hubと1億ドルのコミット
もう一方のClaude Partner Hubは、パートナーが自社の資格や実績を示し、顧客が条件に合う企業を探せるディレクトリです。データは日次で更新され、パートナーは「自分が今どの位置にいるか」を常に把握できるとされます。階層の昇格審査は毎年1月1日と7月1日の年2回行われます。
Anthropicは、この取り組みに1億ドルを投じ、研修や技術支援、共同マーケティングを支えるとしています。顧客にとっては、パートナーの資格や導入経験、検証済みの顧客事例を透明に確認できる利点があります。Claudeの本格導入を検討する企業は、まずPartner Hubで候補となる支援企業の実績を見比べるところから始められそうです。
Introducing the Services Track and Partner Hub of the Claude Partner Network
Two new components of the Claude Partner Network make it easier for enterprises to find the firms that help put Claude into production.