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上位モデルのチップと推論の深さを表すスライダー、コスト目盛りを並べた抽象イラスト

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Claude CodeでClaude Opus 4.8を使う:何が変わったか・モデルとeffortの選び方・コスト

Claude Opus 4.8がClaude Codeで何が変わったかを、公式アナウンスとドキュメントに沿って整理します。/modelでの選択と既定保存、effortレベル(high既定・xhigh・max・ultracode)、fast modeの料金、lean system prompt、v2.1.154以降の要件、モデル使い分けまでを扱います。

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Anthropicは2026年5月28日に「Claude Opus 4.8」を公開しました。結論から言うと、Claude Codeで使ううえで押さえるべきは次の4点です。

  • Opus 4.8を使うにはClaude Code v2.1.154以降が必要claude updateで更新する
  • モデルは/modelで選ぶ。v2.1.153以降は選択がそのまま新しいセッションの既定として保存される
  • Opus 4.8の既定のeffortはhigh。最難関タスクには/effort xhigh、自動でワークフロー化させたいなら/effort ultracode
  • 通常利用の料金はOpus 4.7から据え置き。fast modeが安くなり、速度重視の選択肢が現実的になった

この記事では、Opus 4.8で何が変わったかと、Claude Code側でのモデル・effortの選び方、コストの考え方を公式情報ベースで整理します。新しく加わったコマンドそのものの使い方は別記事に分けています。

Opus 4.8で何が変わったか

公式アナウンスによると、Opus 4.8はAnthropicの一般提供モデルとして最も高性能で、コーディング・エージェント的タスク・知識労働の各領域で前進したとされています。Opus 4.7のおよそ6週間後のリリースで、主な変化は次のとおりです。

  • コーディング性能の向上: AnthropicのベンチマークでSWE-Bench Proにおいて69.2%を記録したと公表しています
  • 正直さ(honesty)の改善: 自分が書いたコードの欠陥を指摘せず通してしまう確率が、前世代の約4分の1に下がったとされています。不確かな点を自分から申告し、裏付けのない主張をしにくくなったという位置付けです
  • 協働しやすさ: 文脈やスタイルの指示を保持しやすく、やり取りしやすくなったと説明されています

コーディングエージェント用途では、「指摘されないまま欠陥が残る」確率が下がった点が実務的に効きます。とはいえAIの自己申告を過信せず、人間のレビューとテストを必ず通す前提は変わりません。

まず必要な準備:v2.1.154以降に更新する

Opus 4.8はClaude Code v2.1.154以降でのみ選択できます。古いバージョンでは/modelのピッカーに出てこないため、まず更新します。

claude update

更新後、バージョンを確認します。

claude --version

なお、リリース直後のv2.1.156では「Opus 4.8利用時にthinkingブロックが書き換えられてAPIエラーになる問題」が修正されています。Opus 4.8でAPIエラーが出る場合は、まずclaude updateで最新版に上げてください。エラーメッセージ別の対処はClaude Codeのよくあるエラー一覧と原因別の直し方にまとめています。

モデルを選ぶ:/modelと既定保存

公式のモデル設定ドキュメントによると、Anthropic API経由ではエイリアスopusがOpus 4.8に解決されます。バージョンを固定したい場合はフルネームclaude-opus-4-8を指定します。

セッション中の切り替えは/modelです。引数なしで実行するとピッカーが開き、opusのように直接指定すると即座に切り替わります。起動時に指定するなら次のようにします。

claude --model opus

ここで重要なのが既定の保存です。v2.1.153以降、/modelでの選択はユーザー設定のmodelフィールドに書き込まれ、新しいセッションの既定になります。ピッカーの操作は次のように分かれています。

操作挙動
Enterモデルを切り替え、既定として保存する
s今のセッションだけ切り替える(既定は変えない)

/model opusのように直接打つとEnterと同じ扱いで既定保存されます。「今回だけOpusを試したい」ときは、ピッカーでsを使うのが安全です。なお、プロジェクト設定やマネージド設定のmodelは個人設定より優先され、次回起動時に再適用される点に注意してください。

プランによって既定モデルは異なります。Max・Team Premium・Enterprise(従量制)・Anthropic APIではOpus 4.8が、Pro・Team Standard・Enterpriseのシート契約ではSonnet 4.6が既定です。Opusで利用上限のしきい値に達すると、Claude Codeが自動でSonnetにフォールバックすることがあります。プラン別の考え方はClaude Codeは無料で使える?料金・制限・始め方を整理もあわせて確認してください。

effortレベルを選ぶ:high既定・xhigh・max・ultracode

Opus 4.7以降は適応的推論(adaptive reasoning)を採用しており、effortレベルが「どれだけ考えるか」の主要な制御になります。Opus 4.8がサポートするのはlowmediumhighxhighmaxの5段階です。

レベル使いどころ
low短く・範囲が狭く・知性をあまり要さない待ち時間優先のタスク
mediumコスト重視で多少の知性を妥協できる作業
highトークンと知性のバランス型。Opus 4.8の既定
xhighより深い推論。トークン消費は増える。最難関タスク向け
max最も深い推論。過剰思考になりやすく、効果は逓減しがち。広く使う前に検証を

ポイントは**Opus 4.8の既定がhigh**であることです。Opus 4.7の既定はxhighでしたが、4.8ではhighに下がっています。初めてOpus 4.8を使うと、以前に別モデルで設定した値があってもそのモデルの既定(4.8ならhigh)が適用されます。最難関タスクで深く考えさせたいときだけ、明示的に上げます。

claude --effort xhigh

セッション中なら/effort xhigh、スライダーを開くなら引数なしの/effort、モデル既定に戻すなら/effort autoです。/effortのスライダーのラベルは、従来の「Speed/Intelligence」から「Faster/Smarter」に変更されました。lowmediumhighxhighはセッションをまたいで保持されますが、maxは原則そのセッション限りです。

/effortメニューにはultracodeも並びます。これはモデルのeffortレベルではなくClaude Codeの設定で、xhighの推論に加えて、まとまったタスクごとに動的ワークフロー(dynamic workflows)を自動で組ませるものです。セッション限定で、ワークフローを多用するぶんトークンも時間も増えます。動的ワークフローとultracodeの使い方はClaude Codeの動的ワークフロー(/workflows)入門:Opus 4.8世代で追加された新コマンドまとめで詳しく扱います。

なお、1回だけ深く考えさせたいときは、プロンプトのどこかにultrathinkと入れる方法もあります。セッションのeffort設定は変えずに、その応答だけ推論を促せます(「think hard」などの語句はキーワードとして認識されず、通常のテキストとして扱われます)。

fast modeとコストの考え方

Opus 4.8の通常利用の料金は、入力100万トークンあたり5ドル・出力100万トークンあたり25ドルで、Opus 4.7から据え置きです。今回のリリースで変わったのはfast modeで、入力10ドル・出力50ドル(通常の2倍の単価)で2.5倍の速度になります。Claude Codeのリリースノートでも「Opus 4.8のfast modeが以前より大幅に安く使えるようになった」と案内されています。

待ち時間を縮めたいインタラクティブな作業ではfast modeが効きますが、単価は2倍です。大量のトークンを消費する長時間の作業では、通常モードのままモデルやeffortを下げるほうが総額を抑えられることもあります。実際の消費と上限の確認方法はClaude Codeのコストと利用上限を確認する方法:/usageコマンドの読み方と節約手段にまとめています。

あわせて、Opus 4.8ではlean system promptが既定になりました。Haiku・Sonnet・Opus 4.7以前を除く全モデルで、簡素化されたシステムプロンプトが標準で使われます。固定で乗るコンテキストが軽くなるぶん、実利用での見え方が以前と少し変わる可能性があります。また、Claudeが選択式の質問を出すのは「自分では判断できない決定」に絞られるようになり、十分な文脈があるときは確認を挟まず進むようになりました。

モデルとeffortの使い分け

コスト構造を踏まえると、「常に最上位・最大effort」に固定するより、タスクに応じて切り替えるほうが合理的です。目安は次のとおりです。

状況目安
日常の小さな実装・補完Sonnet、またはhigh以下のeffort
複雑な設計判断・大規模リファクタリングOpus 4.8(high〜必要に応じてxhigh
長大なコードベースで文脈を保ちたいopus[1m](1M context、対応プラン)
反復が多く待ち時間が気になる対話fast mode(単価2倍を許容できる場合)
複数エージェントで横断的に処理したいultracode+動的ワークフロー

「最初の応答が浅い」と感じたら、まず/model/effortの現在値を確認します。現在のeffortはロゴやスピナーの横に「with high effort」のように表示されるため、/modelを開かなくても確認できます。コマンド全体の早見はClaude Codeの基本コマンドと日常的に使う操作まとめを参照してください。

まとめ

  • Opus 4.8はコーディングと正直さで前進したGAモデル。Claude Codeで使うにはv2.1.154以降が必要で、claude updateで更新する
  • モデルは/modelで選ぶ。v2.1.153以降は選択が新セッションの既定として保存される。今回だけならs
  • Opus 4.8の既定effortはhigh。最難関は/effort xhigh、自動ワークフロー化は/effort ultracode
  • 通常料金は据え置き、fast modeが安くなった。lean system promptが既定に
  • 「常に最上位」ではなく、タスクに応じてモデルとeffortを切り替えるのが現実的

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