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Claude Codeを始める前に必要な環境と準備まとめ
Claude Codeを使い始める前に必要なOS・ターミナル・Git・Node.js・エディタ・アカウントまわりを、公式要件に沿って初心者向けに整理します。
結論:最低限そろえるべきもの
Claude Codeを使い始める前に必要なものは、2026年4月17日時点の公式セットアップ手順によると次の5つに整理できます。
- 対応OSが動く端末(macOS、Windows、Linuxのいずれか)
- Bash、Zsh、PowerShell、CMDのいずれかのシェル
- Gitがインストールされたターミナル
- Anthropicアカウント(Pro以上のプラン、またはAnthropic ConsoleのAPIキー)
- 4GB以上のRAMと、x64もしくはARM64のCPUを持つPC
Claude Code本体のインストーラーは、macOS/Linux/WSLではcurlワンライナー、WindowsネイティブではPowerShellスクリプトで入ります。旧来のnpm経由インストールは公式で「非推奨」とされましたが、それを選ぶ場合のみNode.jsの18以降が必要です。エディタは必須ではありませんが、VS CodeやJetBrains IDEの拡張を入れると、CLIと連携した開発体験になります。
本記事では、この5要素を順番に、公式ドキュメントの表現を崩さずに初心者向けに整理します。料金プランの全体像はClaude Codeは無料で使える?料金・制限・始め方を整理で、Claude Codeそのものの概要はClaude Codeとは?できること・向いている人・他のAIコーディングツールとの違いで扱っています。
対応OSと最小要件(2026年4月17日時点)
公式セットアップページで明示されているOS要件は次のとおりです。これより古いOSでは起動しないか、サポート対象外として扱われます。
| OS | 最小バージョン | 備考 |
|---|---|---|
| macOS | 13.0(Ventura)以降 | Apple SiliconとIntelの両方に対応 |
| Windows | Windows 10(バージョン1809以降)またはWindows Server 2019以降 | PowerShell/CMDで動作。WSL 2でも可 |
| Ubuntu | 20.04以降 | LTS推奨 |
| Debian | 10以降 | デスクトップ/サーバーどちらでも可 |
| Alpine Linux | 3.19以降 | libgcc、libstdc++、ripgrepが追加で必要 |
WSL 2(Windows Subsystem for Linux)上でも動きますが、WSL 2ではClaude Codeの「サンドボックスモード」(コマンド実行を制限する安全機能)が使えるため、Windowsユーザーはネイティブ実行よりもWSL 2を選ぶ方が後述のセキュリティ運用では楽になります。
ハードウェア最小要件
公式は次の水準を最小要件として挙げています。
- RAM: 4GB以上
- CPU: x64またはARM64
- ネットワーク: api.anthropic.comなどAnthropicのエンドポイントに到達できる回線
ラップトップ側で他のアプリも動かすことを考えると、快適に使うには8GB以上が現実的です。Claude Codeは大きなコードベースを読み込みながら長文のコンテキストを構築するため、空きメモリが少ないとシステム全体の応答が鈍くなることがあります。
ターミナルとシェルの準備
Claude CodeはCLI型のエージェントなので、どのシェルから起動するかが土台になります。公式は次のシェルをサポート対象としています。
- macOS/Linux: Bash、Zsh
- Windows: PowerShell、CMD
- WSL 2: 通常どおりBash/Zsh
macOSのデフォルトはZsh、UbuntuはBashなので、ほとんどのユーザーは追加設定なしで起動できます。WindowsネイティブはPowerShellまたはCMDで動きますが、ファイル権限やパス表記の扱いがUnix系と微妙に違うため、後述するGit for Windowsを入れた上でGit Bashを併用する人も多いです。
ターミナルエミュレータの種類(iTerm2、Windows Terminal、Warpなど)は基本的に自由です。ただし、Claude Codeは対話中にターミナルの画面を多用するため、フォントサイズを大きめにして行間を広めに取ると読みやすくなります。
Gitの準備:特にWindowsは必須
Claude Codeは内部でgitコマンドを呼び出してリポジトリ状態を確認したり、差分を作ったりします。Gitが入っていないと、コミット系のタスクやブランチ操作が失敗します。
- macOS: Homebrew経由で
brew install git、またはXcode Command Line Toolsのgitで可 - Linux: ディストリビューションのパッケージマネージャで
gitをインストール - Windows(ネイティブ): Git for Windowsの導入が必須
Git for Windowsは、Windowsネイティブ環境でClaude Codeを動かすうえで公式ドキュメントが明示的に要求している前提です。これはClaude Codeが内部でUnix系のGitコマンドを呼ぶため、Windows標準のツールだけでは動作が不安定になるからです。WSL 2環境で動かす場合はWSL側のGitで問題ありません。
インストール確認は次のコマンドで行えます。
git --version 実行結果がgit version 2.x.xのように表示されれば準備完了です。
Anthropicアカウントとプランの準備
Claude CodeはAnthropicの認証が必須です。クイックスタートでは、次のいずれかの方法でログインできると書かれています。
- Claude Pro、Max、Team、Enterpriseのいずれかのサブスクリプション
- Anthropic Consoleアカウント(プリペイドクレジットによるAPIアクセス)
- Amazon Bedrock、Google Vertex AI、Microsoft Foundryのうち、会社が契約している基盤
完全無料でClaude Codeを使う方法は公式料金ページには載っていません。個人で最安はPro(年払い月17ドル)で、ここからClaude Codeが利用できるようになります。API従量課金だけでも動かせるので、月に数回だけ使いたい場合はConsoleアカウントにクレジットを入れて始めるのが現実的です。料金の詳細はClaude Codeは無料で使える?料金・制限・始め方を整理にまとめています。
サブスクで使う場合は追加設定は不要ですが、ConsoleのAPIキーを使う場合は、ANTHROPIC_API_KEYを環境変数に設定するか、Claude Codeの初回ログイン画面でAPIキーを貼り付ける運用になります。
エディタと任意の連携
Claude Code単体ではエディタは必須ではありません。しかし、ターミナル内で編集結果を見るだけだと差分の確認がしづらいため、ほとんどの人はエディタを併用します。公式が拡張機能を提供しているのは次の2つです。
これらの拡張を入れると、エディタのサイドパネルからClaude Codeのセッションを開けたり、コード上の選択範囲をそのまま依頼内容に渡せたりします。拡張を使わない場合も、ターミナルでClaude Codeを起動し、エディタ側でファイルを開いて差分を確認する運用で十分機能します。
また、CLAUDE.mdやhooksといったClaude Code独自の設定ファイルは、通常のエディタで編集できるMarkdown/JSONファイルなので、エディタを選びません。
ネットワークと権限まわりの事前チェック
会社のPCや固いVPN配下で使う場合、次の条件も確認しておくと安全です。
api.anthropic.com、claude.ai、claude.com、code.claude.comへの外向きHTTPSが通る- プロキシが必要なら
HTTPS_PROXY環境変数を設定できる - ファイルシステムの書き込み権限がある(Claude Codeはファイル編集エージェントなので、読み取り専用の場所では動作が限定される)
.envや秘密鍵を含むディレクトリで起動する前に、プロジェクトのignore設定を見直している
Windowsで管理者権限が必要なインストーラーを走らせる場合、本人アカウントが管理者グループに入っているかも事前に確認してください。
インストーラーの選び方
公式は複数のインストール経路を案内しています。ネイティブインストーラーが推奨で、自動更新が有効になります。
macOS/Linux/WSLのワンライナー
curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash Windowsネイティブ(PowerShell)
irm https://claude.ai/install.ps1 | iex パッケージマネージャ経由(自動更新なし)
Homebrewで入れる場合は次のとおりです。自動更新は効かないので、定期的にbrew upgradeを走らせる必要があります。
brew install --cask claude-code WinGetの場合は次のコマンドです。これも自動更新は効きません。
winget install Anthropic.ClaudeCode npm経由(非推奨)
公式は2026年4月時点で、npm経由のインストールを「deprecated(非推奨)」として案内しています。どうしてもnpmで管理したい場合のみ、Node.jsの18以降を入れた上で次のコマンドを使います。
npm install -g @anthropic-ai/claude-code 新規環境ではネイティブインストーラーを選ぶほうがシンプルです。インストール方法の比較はシリーズの[Claude Codeのnpmインストールとネイティブインストールはどちらがよい?](今後公開)で詳しく扱います。
インストール後の動作確認
インストールが終わったら、ターミナルを開き直して次の2つを順番に実行します。
claude --version バージョン番号が表示されれば、パスが通っていて起動バイナリが見つかっている状態です。続いてヘルスチェックを走らせます。
claude doctor claude doctorは公式が用意している診断コマンドで、シェルの種類、依存コマンド、ネットワーク疎通などを自動チェックしてくれます。問題があれば具体的な項目を教えてくれるので、インストール直後のトラブルシュートはこのコマンドから始めるのが鉄則です。
動作確認が通ったら、プロジェクトディレクトリに移動してclaudeコマンドを実行すれば対話が始まります。
cd your-project && claude 始める前チェックリスト
インストールに取り掛かる前に、次を一通り確認しておくと詰まりにくくなります。
- OSバージョンが公式要件を満たしている(macOS 13、Windows 10 1809、Ubuntu 20.04、Debian 10、Alpine 3.19以降)
- RAMが4GB以上、CPUがx64またはARM64
- Bash/Zsh/PowerShell/CMDのいずれかが動く
-
git --versionが通る(WindowsネイティブはGit for Windowsが入っている) - Pro以上のサブスク、またはAnthropic Consoleのクレジット購入を済ませている
- プロキシ・VPN配下でも
api.anthropic.comなどへの外向き接続が可能 -
.envや秘密情報を含まない、または事前にignore設定を済ませたプロジェクトを用意した - エディタ(VS CodeやJetBrains IDE)の拡張を入れるかを決めた
この一覧にチェックが入った段階で、インストーラーのワンライナーを走らせれば、詰まらずにClaude Codeまでたどり着けます。
環境が合わないときの現実的な選択肢
古いMacBook(macOS 12以前)や、Windows 10の初期バージョンなどはサポート外になっています。OSを上げられない事情がある場合、次の回避策が現実的です。
- Windows 10で1809未満: Windows Updateで最新ビルドに上げる、またはWSL 2でLinuxを使う
- macOS 12以前: Claudeのウェブアプリやデスクトップ版でChat機能だけを使う(Claude Codeは使えない)
- 仕事用PCの権限でインストールできない: 会社のIT管理者に公式セットアップドキュメントを共有して、WSL 2かパッケージマネージャ経由の導入可否を相談する
条件を満たさない環境で無理やりインストールすると、起動しないだけでなく、認証やファイル編集で想定外のエラーが出ることがあります。公式要件を外れる構成での挙動は、公式のサポート対象外になる点も意識してください。
まとめ:事前確認が最大のつまずき回避
Claude Codeは、2026年4月17日時点の公式要件を満たした環境で、インストーラーと認証、最低限のGitさえ揃えていれば、ほとんどの場合スムーズに起動します。逆に言えば、OSバージョン、Git、アカウントのどれかが欠けていると、最初のセッションで詰まる可能性が高くなります。まずはこの記事のチェックリストを一度通しで眺め、足りないピースを潰してからclaudeコマンドに進んでください。