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手のひらと足のイラストを、ネットワーク状につながった点と線が結んでいる図

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Claudeの記憶がCoworkとチャットで統一——何を覚えているかは自分で決められる

AnthropicはClaude.comのブログで、チャットとClaude Coworkで使う記憶機能を統一したと発表しました。会話の途中で記憶が自動的に更新され、内容はトピックごとに一覧で確認・編集・削除できます。

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Anthropicは公式ブログで、チャットで使っているClaudeの記憶機能をClaude Coworkでも同じものとして使えるように統一したと発表しました。どちらで作業していても、Claudeはすでに知っている自分についての情報を土台に応答を始めます。記憶している内容はトピックごとに一覧表示され、いつでも編集・削除できます。これまでチャットとCoworkは別々の記憶を持っていたため、同じ内容を両方に説明し直す手間が発生していましたが、今回の統一でその二度手間がなくなる形です。

CoworkとチャットでひとつになったAI記憶

これまでClaude Coworkとチャットは別々の記憶を持っていましたが、今回の更新で両者は同じ記憶を共有するようになりました。クラウド上でCoworkがタスクを実行する際にも、チャットで積み上げてきた記憶がそこに反映され、逆にCoworkで得られた情報もチャットへ引き継がれます。たとえば今期の優先事項やプロジェクトの状況など、数か月にわたる会話で築いてきた文脈が、Coworkにタスクを渡した瞬間から生きてくる形です。上司への報告書の下書きを頼めば相手が誰でどんな書き方を好むかをすでに把握しており、チャットで練った会議のアジェンダをもとにCoworkが予算や手配の文書を作る際には、参加人数や開催都市、登壇者といった情報がそのまま使われます。

薄いピンク背景に、白い点と線でつながれたネットワーク図と、それに触れる手のイラスト

画像引用元: Claude Blog

会話の途中から記憶が更新される仕組みに

もうひとつの変更点は、記憶が会話の終了後にまとめて要約される方式から、会話の最中にトピックが追加されていく方式へと切り替わったことです。プロジェクトの締め切りが9月に変わったと伝えれば、「覚えておいて」と言わなくても次の会話にはその情報が反映されます。記憶はいつでも一時停止したり、リセットしたりできます。記憶している内容はMemory設定内の「Topics」という一覧にファイル単位でまとめられており、内容を読んだり書き換えたり削除したりできます。ファイルは短くまとめられているため、たとえば会社の旧名称を一つのファイルで修正すれば、以降のすべての会話に反映される仕組みです。

機微な情報は初期設定でオフ、有効化も可能

Claudeは初期設定では、健康状態や人種・民族、宗教的信条、政治的立場、性自認といった機微な情報をトピックとして記憶しません。ただし、こうした情報こそAIに覚えておいてほしいという人もいるため、Memory設定で「機微なトピックを記憶に含める」をオンにすれば、たとえば献立の相談時にグルテンアレルギーを踏まえた提案を受けられるようになります。この設定をオンにした場合、Claudeが機微なトピックを記憶に保存するたびに通知が表示され、オンにする前の内容がさかのぼって保存されることはありません。設定は好きなタイミングでオフに戻せます。なお社会保障番号や政府発行の身分証番号、犯罪歴、移民ステータスなど、Acceptable Use Policyに反する情報は、この設定をオンにしていても記憶に保存されません。記憶機能はFree・Pro・Maxプランでウェブ・デスクトップ・モバイルを通じて初期設定でオンになっており、Team・Enterpriseでは管理者が組織全体の利用可否を制御し、個々のユーザーがオンにするまでは無効になっています。

チームでの利用と日々の作業への影響

記憶がCoworkとチャットで統一されたことは、個人の使い勝手だけでなくチームでの運用にも関わってきます。たとえばチャットで一度説明した自社の指標定義やレポートの体裁を、その後Coworkが作成する四半期レビューの資料すべてに反映できるようになるため、毎回同じ前提を説明し直す手間が減ります。一方で、Team・Enterpriseプランでは管理者が組織単位で記憶機能の利用可否を制御できる設計になっており、業務利用における情報管理の観点にも配慮された形です。利用を始めるには、Claudeアプリ内の「Settings > Memory」からオン・オフや対象トピックを確認できます。iOSやAndroidのモバイルアプリでこの更新を利用するには、最新版へのアップデートが必要です。今回の統一によって、テキストベースのやり取りとエージェント型のタスク実行が地続きになった点は、AIアシスタントの使われ方が「都度質問する道具」から「文脈を保ち続ける相棒」へと移行しつつあることを示しています。他社のAIアシスタントも記憶機能の強化を進めている中で、チャットとエージェント実行環境を横断して同じ記憶を参照できる設計は、日常的にClaudeを使い分けているユーザーにとって実利の大きいアップデートといえそうです。今後はモバイルアプリを含めた各プラットフォームでの反映速度や、記憶の編集操作のしやすさが、実際の使い勝手を左右するポイントになりそうです。