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Twitchに集団訴訟——配信者の映像を無断でAmazonのAI学習に利用と提訴
コネチカット州の配信者がTwitchとAmazonを相手取り、許諾なく自身の配信映像をAI学習用データセットに使われたとして集団訴訟を起こしました。Twitchが今月追加したオプトアウト機能の経緯も合わせて報じられています。
配信プラットフォームTwitchと親会社のAmazonが、配信者の映像を無断でAI学習に利用したとして集団訴訟を起こされたとEngadgetが報じました。原告は自身のチャンネルコンテンツが、ライセンスの許諾なく生成AIの学習データセットとして使われたと主張しています。クリエイターの投稿コンテンツをめぐるAI学習訴訟が、ゲーム配信の分野にも及んだ形です。
コネチカット州の配信者が集団訴訟を提起
Courthouse Newsが最初に報じたところによると、コネチカット州を拠点に活動する配信者Warren Pandiscia氏が今週、TwitchとAmazonを相手取り集団訴訟を提起しました。訴状では、両社が自身のTwitch配信や動画を、AmazonのAI製品を動かすために「必要なデータセット」として利用する前に、ライセンスや許諾を一切得ていなかったと主張しています。個人の配信者が声を上げたことで、プラットフォーム側のデータ利用の透明性が改めて問われる展開になっています。

画像引用元: Engadget
「オプトインなら誰も選ばない」——Twitch幹部の発言も波紋
今回の訴訟の背景には、Twitchが今月に入って導入した新機能があります。Twitch Supportは、Amazon全体の生成AIコンテンツモデルの学習にチャンネルコンテンツを使われることを拒否できるオプトアウト機能を追加したとX(旧Twitter)で発表していました。その直後に配信された定例番組「Patch Notes」では、なぜ設定がオプトインではなくデフォルトで有効なオプトアウト方式なのかと視聴者から問われたTwitchのチーフプロダクトオフィサーMike Minton氏が、「もしオプトインだったら、誰も選ばないだろう」と答えたことも紹介されており、この発言がユーザーの反発を招いた一因とみられています。
「無償の学習素材にされた」——契約違反を主張
訴状は、TwitchとAmazonが配信者のコンテンツを、別の商用AI製品のための「無償の学習素材」として扱う決定を下したことは契約違反にあたると主張しています。さらに両社が配信者から利益を得る一方で、配信者側は両社の「違法・不公正・詐欺的な行為の結果として金銭や財産を失った」とも訴えています。今後の争点は、Twitchの利用規約がどこまでAI学習目的での利用を許容していたかという点になりそうです。
クリエイターのコンテンツをAI学習に利用したとして企業が訴えられるのは、Amazonが初めてではありません。今年に入ってYouTuber3人が、著作権のあるコンテンツを無断でAI学習に利用したとしてAppleを提訴しており、プラットフォーム大手を相手取ったAI学習関連の集団訴訟が相次いでいます。配信やSNS投稿でコンテンツを公開しているクリエイターにとっては、自身の投稿がどのような目的で利用されうるか、各プラットフォームの設定を改めて確認しておく価値がありそうです。
Twitch and Amazon hit with lawsuit for training AI with streamers' content
The class action suit claims that Amazon never obtained consent from Twitch streamers to be used to train its AI models.