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HCompany、Holo3搭載のChrome拡張「HoloTab」を公開——録画した操作をルーチン化して自動実行
HCompanyはHolo3-35B-A3Bを使うAIブラウザアシスタント「HoloTab」をChrome拡張として公開しました。操作を一度録画するだけでフォーム入力やデータ収集などの繰り返し作業を自動実行できると案内しています。
Chrome拡張として無償公開された「AIブラウザ相棒」
HCompanyは2026年4月15日、Hugging Faceの公式ブログで、同社のコンピューター操作モデルHolo3を組み込んだChrome拡張「HoloTab」を公開したと発表しました。ユーザーが普段使っているブラウザにインストールするだけで、画面上のUIを理解して代わりに操作してくれるAIエージェントとして振る舞います。
従来のRPAのような複雑なセットアップやスクリプト記述は不要で、Chromeへ入れてボタンを押すだけで動き始める構成です。視覚モデルとインターフェース理解の処理はバックグラウンドで走るため、ユーザー側は自然文で「やってほしいこと」を伝えるだけで済むと説明されています。Chromeウェブストアから無料で入手できる点も、今回の公開で特徴的な部分です。

画像引用元: Hugging Face Blog
録画するだけで自動化できる「Routines」機能
HoloTabの中核にあるのが「Routines」と呼ばれる録画型の自動化機能です。ユーザーが一度だけ人間として手順を実演すると、HoloTabが画面上のアクションとコンテキストをリアルタイムでキャプチャし、以降はそのルーチンをワンクリックで再実行したり、スケジュール起動したりできる仕組みになっています。
HCompanyはルーチンの活用例として、複数のECサイトを横断して競合価格を調べる、求人ボードからリストをまとめて集める、スプレッドシートにデータを転記する、といった日常的な反復作業を挙げています。こうしたタスクは従来であれば専用スクリプトを書くか、単純に手作業で繰り返すかの二択になりがちでしたが、HoloTabは「普段のブラウザ操作を録っておけば後から何度でも呼び出せる」という第三の選択肢を提示しています。
背後で動くHolo3-35B-A3B——コンピューター操作モデルの系譜
HoloTabの裏側では、HCompanyが2026年3月31日に公開したコンピューター操作モデルHolo3-35B-A3Bが動作しています。Image-Text-to-Text形式を扱う35Bパラメータ規模のモデルで、スクリーンショットと指示文を入力としてUI要素の位置や次のアクションを推論することに特化しています。
HCompanyはHolo3を「世界で最も強力なコンピューター操作AIのひとつ」と位置づけており、今回のHoloTabはその能力をエンドユーザー向けプロダクトに落とし込んだ最初の本格的な拡張機能という位置づけです。モデル自体はHugging Face上で公開されているため、研究者や開発者が性能を自分で検証することもできます。研究モデルで終わらせず、日常のブラウザ体験に統合した点が今回の発表のポイントといえます。
技術者向けから「誰でも使える自動化」への広がり
HCompanyはこの公開にあたり、「コンピューター操作AIへのアクセスを民主化する」という狙いを前面に掲げています。これまで同種の自動化は、専任のエンジニアが社内ツールとして実装するか、高価な業務自動化製品を契約するかという形で、技術者や大企業に限定される傾向が強い領域でした。
HoloTabはChrome拡張として誰でも無料で試せる形で提供されるため、エンジニアが常駐していないチームや個人のナレッジワーカーでも、競合調査や定型業務の効率化に取り組めるとHCompanyは案内しています。ブラウザの中で人間に近いやり方でUIをたどる方式は、APIが用意されていないサービスに対しても適用しやすい利点があり、今後の業務現場でのワークフロー設計に少なからず影響を与えそうです。
Meet HoloTab by HCompany. Your AI browser companion.
A Blog post by H company on Hugging Face