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Hugging Face、対話ロボット「Reachy Mini」をMCP対応——Spaces上のツールを声で呼び出し
Hugging Faceは2026年6月3日、Pollen Roboticsと共同開発する対話ロボットReachy MiniがMCPツールに対応したと発表しました。公開Spaces上のツールを使うことで、ローカルにコードを置かずに天気確認やWeb検索などの機能を声で呼び出せます。
Hugging Faceは2026年6月3日、Pollen Roboticsと共同で手がける対話ロボット「Reachy Mini」が、MCP(Model Context Protocol)のツールに対応したと発表しました。Hugging Faceの公開Spaces上にあるツールを利用することで、手元の環境にコードを置かなくても、天気の確認やWeb検索といった機能をロボットから呼び出せるようになります。

図版: Hugging Faceの発表内容をもとに作成(出典: Hugging Face Blog)
対話ロボットがMCPツールに対応
Reachy Miniは、Hugging FaceとPollen Roboticsが手がける小型の対話ロボットです。今回のアップデートで、外部のツールをMCP経由で取り込み、会話の中で活用できるようになりました。
ポイントは、ツールの実体をロボット側に持たなくてよいことです。公開されているSpaces上のツールを参照する形なので、利用者は複雑なセットアップなしに機能を追加できます。ロボットに「できること」を、後から柔軟に足していける仕組みです。
3種類のツールを使い分け
Reachy Miniが扱えるツールは、3つの種類に整理されています。1つ目は、頭を動かす、感情を表現する、踊る、カメラを使うといった、ロボットに組み込まれた信頼できるローカルのツールです。
2つ目は、利用者がexternal_tools/にPythonファイルとして置く独自のローカルツールです。そして3つ目が、Hugging FaceのHub上に公開されたGradio製Spacesを参照するリモートのMCPツールです。手元で完結させたい処理と、外部の便利なツールを呼び出す処理を、目的に応じて組み合わせられます。
Spaceを追加して話しかけるだけ
使い方はシンプルです。コマンドラインからtool-spaces addに続けて対象のSpaceを指定すると、そのツールが使えるようになります。あとはロボットに「今日のパリの天気は?」のように自然な言葉で話しかけるだけで、対応するツールが呼び出されます。
導入済みのSpaceは一覧表示でき、不要になれば削除も可能です。プログラムを書いて組み込むのではなく、必要なツールを後から付け外しする感覚で機能を管理できるため、試しながら使い方を広げていけます。
プロファイルと安全性への配慮
どのツールを有効にするかは、プロファイルごとのtools.txtで制御します。アシスタントの役割(ペルソナ)を分け、それぞれに異なるツールへのアクセスを持たせられる仕組みです。ツール名には名前空間が付き、似た名前のツール同士がぶつからないよう工夫されています。
安全面では、リモートのMCPツールが手元でコードを実行しない点が重要です。処理はあくまで外部のSpaces内で動くため、ロボット側で未知のコードが走るリスクを避けられます。
現時点の制限と開発者への意味
一方で、現時点ではいくつかの制限もあります。非公開・認証付きのSpacesやGradio以外のSpaces、任意のMCP URLには対応しておらず、複数ツールの並列実行も保証されていません。利用できるのは公開されたGradio製Spacesが中心です。
とはいえ、ロボットに外部ツールを安全に足していける枠組みが整った意味は小さくありません。ロボティクスやエージェントに取り組む開発者にとっては、まず公開Spaceのツールを試し、自分の用途に合うものから組み込んでいくのが手堅い始め方になりそうです。
Adding MCP Tools to Reachy Mini
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