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GPUラックとクラウドが接続されたエージェント型AIインフラのイメージ

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NVIDIAとGoogle Cloudが提携を拡大——Vera Rubin世代GPUとAgentic AI基盤の共同整備を発表

NVIDIAは2026年4月22日、Google Cloudとの提携拡大を発表しました。次世代Vera Rubinアーキテクチャ採用のGPUインスタンス展開、Nemotron系モデルのVertex AI提供、最大960,000基規模のRubin GPU供給など、エージェント型AI向けインフラを共同で整備する内容です。

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NVIDIAとGoogle Cloudが提携拡大を発表

NVIDIAは2026年4月22日、Google Cloudとの戦略的提携を拡大すると公式ブログで発表しました。発表の中心は、エージェント型AI(Agentic AI)と物理AI(Physical AI)のワークロードを支えるためのGPUインフラ整備で、現行Blackwell世代から次世代Vera Rubinアーキテクチャまでを連続的にGoogle Cloudのインスタンスとして提供する構成が示されています。

両社は2024年以降にBlackwell系インスタンスやNemotronモデルの提供で協業を進めてきましたが、今回の発表はハードウェア・モデル・運用ツールの3層を一体で展開する点が新しく、AIインフラを単発の調達ではなくロードマップとして示した内容になっています。

GPUラックとクラウドのエージェント型AI接続イメージ

画像引用元: NVIDIA Blog

Vera Rubin A5XとBlackwell世代の同時展開

GPUインフラ面では、Google Cloudが次世代のVera Rubinアーキテクチャを採用したVR200系インスタンス「A5X」を新たに提供すると公表されています。NVIDIAブログによれば、Rubin世代では現行のBlackwell世代と比較して学習スループットで最大10倍規模の性能向上が見込まれており、A5Xインスタンスはエージェント型AIや大規模推論パイプライン向けの基盤と位置づけられています。

供給規模も具体的に示されています。Google Cloudは初期投入として80,000基規模のRubin GPUを確保し、将来的には最大960,000基まで拡張する計画とされています。Blackwell系では既存のA4A4X Max系インスタンスが提供されており、Rubin世代へのスムーズな移行経路を確保するためにスケジュールが調整されている、とブログでは説明されています。

NemotronモデルとVertex AIへの統合

モデル層では、NVIDIAのNemotronシリーズの新モデル「Nemotron 3 Super」がVertex AI Model Garden経由で提供されます。NVIDIA側はNemotronをエージェント開発向けに最適化したオープン系モデル群と位置づけており、Google Cloud側はVertex AI Agent BuilderADK(Agent Development Kit)と組み合わせて、社内向けエージェントの構築・運用パスを揃える方針です。

開発者がローカルや小規模環境から触れる経路としては、NVIDIA NIMマイクロサービスを使う構成が紹介されており、依存パッケージのセットアップは以下のように整理されています。

pip install --upgrade nvidia-nim-client google-cloud-aiplatform
gcloud auth application-default login

このうえで、Vertex AI上のNemotron系エンドポイントとNIMで配信されているNVIDIA最適化モデルを切り替えながら検証する、というワークフローが想定されています。

同時に強化されたMission Controlと運用面

エンタープライズ運用の観点では、NVIDIAのMission ControlスタックがGoogle Cloud上の大規模クラスタ運用に統合されることが示されています。具体的には、ワークロードのスケジューリング、障害検知、再起動ポリシー、観測性ツールが一体で提供される構成です。Google Cloud側はCluster DirectorGKEとの接続を引き続き拡張する形で、Rubin世代のクラスタを既存運用に取り込みやすくしています。

Google Cloudのインフラ責任者であるMark Lohmeyer氏は今回の発表に寄せて、「エージェント型AIワークロードの本格的な広がりを支えるためには、計算リソースとモデル基盤、運用ツールを一体で提供する必要がある」とVertex AI Newsブログなどで繰り返しコメントしてきましたが、今回の提携拡大はその方向性を具体化した内容と言えます。

同週の動向と合わせて読みたい

同じ週の前半には、NVIDIAがHannover Messeで製造業向けのPhysical AI実装を披露しており、こちらはロボティクスとデジタルツイン側の展開でした。クラウドGPUの大規模供給と現場でのロボット配備が同時並行で進んでいる構図で、エンタープライズ側はモデルの調達経路と運用基盤の選定が、より連続的な意思決定になりつつあります。

エンジニア視点で気になるのは、Rubin世代のリージョン展開がいつ・どこから始まるのかNemotronのVertex AI Endpoint料金がどう設定されるか、そして既存BlackwellインスタンスからRubinへの移行サポート(イメージ・ドライバ・コンテナ)がどこまで自動化されるかの3点です。発表時点では時期や料金の詳細は未公開のため、続報を待つ状況です。

提携拡大の詳細はNVIDIA公式ブログとGoogle Cloudの製品ページで順次更新される予定です。