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ノートPCの中央にプロセッサチップとNPUを表すアイコンを配置した抽象イラスト

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Qualcomm、エントリー向け『Snapdragon C』を発表——Windows on Armの低価格ノートへ、Acerが初採用

Qualcommは2026年5月、COMPUTEX 2026に先立ちエントリー向けの『Snapdragon C Platform』を発表しました。学生や家庭、小規模事業者向けの低価格ノートPCを狙い、Acer・HP・Lenovoが採用。第1弾はAcer Aspire Go 15で、オンデバイスAI用のNPUも搭載します。

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Qualcommは2026年5月、COMPUTEX 2026に先立って、エントリー向けの「Snapdragon C Platform」を発表しました。学生や家庭、対面で接客する小規模事業者などを想定した低価格ノートPC向けのプラットフォームで、AcerHPLenovoといった大手OEMが採用します。

ノートPCにプロセッサとNPUを搭載するエントリー向けプラットフォームの概念図

図版: Qualcommの発表内容をもとに作成(出典: Qualcomm

Snapdragon Cとは

Snapdragon C(Compute)Platformは、その名のとおりコンピューティング向けの新しいエントリー級プラットフォームです。Qualcommは、学生・家庭・小規模な対面ビジネスといった層を対象に挙げています。

訴求点は電力効率です。Qualcommは「長時間バッテリーを実現する画期的な電力効率」を掲げ、冷たく静かな筐体のまま、Webブラウジング・動画視聴・資料作成・ビデオ通話といった日常的な用途に十分応答する性能を提供するとしています。ハイエンドの性能競争ではなく、安価で扱いやすい1台を狙う位置付けです。

初採用はAcer Aspire Go 15

Snapdragon Cを最初に搭載するのは、AcerのAspire Go 15だと報じられています。報道によると、最大8GBのRAM、512GBのストレージ、1080pディスプレイを備える構成です。

HPLenovoも採用OEMとして名前が挙がっていますが、具体的な製品はまだ発表されていません。プラットフォームはWindows 11のArm版で動作し、いわゆるWindows on Armのすそ野を価格の低い領域へ広げる狙いがうかがえます。

オンデバイスAI用のNPUを搭載

Snapdragon Cは、AI処理を高速化する専用のNPU(ニューラル処理ユニット)を内蔵し、オンデバイスのAI機能を後押しします。安価なノートPCにもAI処理の専用回路が下りてきた格好です。

ただし、複数のテックメディアの報道によると、このNPUはCopilot+ PCの要件である40 TOPSには達していないとされ、Copilot+の機能には対応しない見込みです。AI処理の土台は持ちつつも、要件を満たす上位機とは線引きされている、という整理になります。

公開されていない仕様と価格帯

報道によれば、Snapdragon CはQualcommが長年モバイルやミッドレンジで使ってきたKryo系のCPUコアをベースにしているとされます。一方で、CPUのコア数、GPU、メモリ対応、製造プロセス、NPUのTOPS値といった詳細な仕様は、現時点でQualcommから公開されていません。

価格については、複数のメディアが「300ドル前後から」の低価格帯を狙うと報じています。低価格なWindows on Armノートの選択肢が増えることは、これまでこの価格帯で主流だったx86のエントリー機にとって新たな競合となりそうです。買い替えや法人の一括導入を検討する際は、対応するアプリやエコシステムの成熟度とあわせて見ていきたいところです。