0:00 0:00
記事
Oculus創業者のAIスタートアップ『Sesame』、iOSアプリを公開——4人の音声エージェントが39カ国で利用可能
TechCrunchは2026年5月28日、Oculus創業者らが立ち上げた会話AIスタートアップSesameが、iOSアプリの公開プレビューを開始したと報じました。Maya・Miles・Simone・Charlieという4人の音声エージェントを備え、39カ国で当面無料。話しながら並行検索して会話に織り込む点が特徴です。
TechCrunchは2026年5月28日、会話AIスタートアップのSesameがiOSアプリの公開プレビューを開始したと報じました。SesameはOculusの創業者らが立ち上げた企業で、新アプリは従来のチャットボットとは異なる「話す」体験を前面に出しています。アプリは39カ国で配信され、当面は無料で使えるとされています。

図版: TechCrunchの報道をもとに作成(出典: TechCrunch)
4人の音声エージェント
TechCrunchによると、Sesameのアプリには「Maya」「Miles」「Simone」「Charlie」という4人のAIエージェントが用意されています。それぞれが固有の声、性格、ものの見方、そして記憶を持つとされ、単一のアシスタントではなく、相手を選んで話しかけられる構成です。
文字でのやり取りを中心とした既存のチャットボットに対し、Sesameは音声での自然な対話に振り切っています。キャラクター性を持たせることで、用途や気分に応じて話し相手を変えられるようにしている点が、体験設計上の特徴と言えます。
「話しながら検索する」会話体験
最大の差別化点としてTechCrunchが挙げているのが、会話の進め方です。Sesameのエージェントは、話しながら裏で並行して検索を走らせ、その結果を自然に会話へ織り込むとされています。
さらに、新しい情報が出てくると文の途中でも方向転換するなど、人間の会話に近い振る舞いを目指しているといいます。一問一答で固まりがちな従来型のAIに比べ、「考えながら話す」流れを再現しようとするアプローチで、音声AIの使い心地を一段引き上げようという狙いがうかがえます。
提供地域と料金、今後の展開
アプリは現在39カ国で配信され、当面は無料で利用できると報じられています。ただし、登録時に順番待ちリスト(ウェイトリスト)が設けられる場合があるとされ、Android版のプレビューはその後に提供される見込みです。
Sesameは、これまでにSequoiaなどから2億5000万ドルのシリーズB資金を調達しているとされます。会社は2027年にスマートアイウェアの投入を計画しているとも報じられており、会話にとどまらず「ユーザーに代わって行動する」エージェントへと機能を広げる構想を描いているようです。音声を入り口にしたAIエージェントの競争が、また一段と熱を帯びてきました。
Sesame, the conversational AI startup from Oculus founders, launches its iOS app
Sesame’s new iOS app brings its conversational AI agents to the public, offering more natural back-and-forth interactions designed to feel less like traditional chatbots and more like talking to a person.